コラム6 英語学習の効率上げる為に、最初にやっておきたいこと

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大半の日本人の英語理解能力は、ネイティブの3歳児に到達できてないのでは?

自分がバイオリンを習い始めたのは、3歳だったという話です。(親に聞いた話では)
初めてバイオリンの先生の家に習いに行ったことと、その時に教えてもらったことを覚えています。
開放弦の音であるラ・ミ・レ・ソを教えてもらって、なんとなく弾いてみて、調律が毎日必要で「出来るよね?」と言われたので、出来るものなんだろうと思って。
それから3週間ぐらいピアノの鍵盤を叩きながら3歳児の非力な手で調律を毎日自分でやって、その後は面倒なので頭の中にできた音階に合わせて調律をするようになった。

ここで伝えたいのは、3歳の自分は日本語での一連の説明を理解していたということです。
ということは、ネイティブの3歳児は、もう母国語について、そのぐらいの理解力がある。

とすると学校英語教育でそれなりの学習時間を費やしてきた中で、日常会話は理解できてる。という段階になった方はどれだけでしょうか?
ネイティブの3歳児レベルに到達できなかった人が大多数ではないかと思うわけです。

始まっていなかった。

幼児期の脳や時間が特別だとしても、正しい学習アプローチを6年も続けたら、普通は4歳児に負けるということは、ありえません。
やはり基礎学習が適正でなかったと考えるのが普通です。

リレインの考える土台をつくるというのには、ネイティブ4歳児以上の英語脳を、人類の智慧と経験から生まれた方法によって効率的に作る。という考えがあります。
そこに到達できてなければ、実践としての英語習得は始まらないのです。
まさに、多くの人にとって、始まっていなかったという現実があります。

暗唱までいかずに言葉は使えない。

突き詰めると、実践の初期段階としては、ネイティブの速度の発音とリズムで、完全に暗記して、完全に再現できる言葉をどれだけ持っているか。
という事に尽きるのです。
その習得時に、完璧とされる和訳や、細かい文法は邪魔になるという声すらあります。

なので、コアな部分の英語を暗唱できるよう土台をつくること。
これを最初に徹底的にやるのが、人類の智慧と経験に基づくと正しいのではないかと思います。

自分がコアを徹底的にやったのは、30歳を過ぎて海外で語学留学で、4ヵ月毎日10時間英語と向き合った時からです。
それまでは、ネイティブの3歳児に負けていたのだと正直思います。

日本でコアを育てるのには、まず暗唱と筋トレ3か月

一度本気でやった方が良いと考えたトレーニングは、記憶の定着がしやすい方法によって、英語脳をつくることです

「ネイティブの速度の音声」「正しい発音」「英語文章」「翻訳されたイメージ」
この条件が揃った実際にネイティブが楽しむ10分程度のメディア。

この英語を、長期記憶として完全暗記して暗唱。つまり自分の声で、いつでも完全再現できるようにすることです。
そのために、一歩上の再現性を目指して、発音、発声法の向上を意識しながら、筋トレのように声を出して定期的なアウトプットを繰り返します。

暗唱と筋トレ。この2つ並べると、けっこう嫌な言葉になると思うのですが、結局これを一回意を決して、やったかやらなかったで、言語習得が格段に楽になっていきます。

この時に必要なのは、単純な繰り返し作業になります。
10回20回の話での反復でなく、100回1000回の話になってきます。
そこまでやらないと、長期記憶として第2言語を記憶に定着することは、なかなか叶いません。
どうこれを、継続して行って楽しんで成長できるか、ということが非常に大きなポイントになると思います。

ちなみにこの習得方法が効果的なのは、別に英語だけ限らず、もっと言えば言語習得だけに限りません。
あらゆることは何でも、コアな部分を頭が完全に理解して、身体が完全に順応できる状態になっていれば、あとは積み重ねなので、楽になります。

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