リレイン的な文法解釈で英語を楽にするコラム。
ほとんどの方が挫折して、その後英会話として実際に使う人が非常に限られてしまうのが関係代名詞。
だと思います。
なぜなら、教え方がとても学者的であるからで、とても難しい解釈を理屈で説明しようとするからです。
言葉の微妙な感覚を、細かく説明すると、とても複雑になってしまうのですね。
ここでは厳密な文法ではないかもしれませんが、いわゆる解りやすい例えとしての説明になります。
さて、この本題の「こそあど言葉」
小学校2年生や3年生で習うものです。
すでにその言葉の存在そのものを忘れてしまっている人もいるとは思うのですが、日本語で会話をするときには、非常に多用をしていて、誰もがとても自然に使っているんです。
つまり、関係代名詞の用法を日本人は日本語では、とても自然に誰でも多用している。ということです。
「これ それ あれ どれ だれ」 のような言葉を、そういう意味が含んだような感じで、文と文の真ん中に意味を持って接続に使用するけど、省略することもある。
これって、そのまま英語の関係代名詞と同じようなものです。
教室にある大きい絵。あれは私が書いたものなんですよ。
という日本語。あれはThatですよね?
それで前の文章と後ろの文章を、なんとなくつなげている。
なんで「あれ」なんですか?
何となく、別の場所の話をしているから、あれですよ。
リズムやニュアンスで「あれ」なんです。
同じように英語の that who what where などありますが、同じようなものなのです。
前の文章をそのまま読んで、なんとなく後ろの文章とそれっぽくつながっている。
それを完璧な日本語に訳そうとするから難解なっていたのですが、シンプルに例えるとなんとなくそれっぽい「こそあど言葉」が入っているだけです。
The woman [who] lives next door is friendly.
その女性。[その人] 住んでいる隣に は、お友達。
That is the apartment [where] I lived when I was young.
そのアパート。 [そこ] 私住んでた。 そのころ 私は若かった。
完全に前から訳してはいますが、意味は分かると思います。
実際に英語を話しているときに、この関係代名詞がどれになるかというのは、なんとなく実践で使って感覚を掴むと、自然にそうなってきます。
これが「文法とはリズムを説明しているもの。」というリレイン的な解釈になります。
written by Lirein