日本人が英語上達を早める為のポイント

勉強(知識のインプット)で言葉は話せるようにならない

言葉を話すというのは人間の根源的なスキルです。

スキルには「歩く」「走る」「歌う」「物を投げる」という根源的なものや
「ピアノを弾く」「サッカーをする」「調理をする」という特殊なものがあります。

英語はこれらと同じものです。
共通しているのは、実際に身体を動かすことで習得できるものということです。
知識はその補助であり、より深める為のものです。

また、スキルを習得するとき全般に言えるのですが、お手本となるフォームを参考に真似る人が上達が早いです。

知識は知識

日本語を軸として英語の知識のインプットを膨大に行っても、音が頭に入らないし、言葉を発するコツも身につかないので、話すことが出来ません。

同じ音で話せると聞こえる

言葉が通じ合う為には、なるべく近い発音とリズムに近づける必要があります。

言葉は同じ音で「話せる」ものは「聞こえる」ようになっています。
それは自分の記憶の中に音が定着するからです。
話せると聞こえるは密接な関係にあります。

英語向けの正しいフォーム(発声法)を身に着けると
さらにネイティブのような発音とリズムで話すことが出来るようになります。

英語が聞こえないのは、英語が近い音で話せていないということです。

正しい英語の音で話す事を意識して、英語脳と英語筋肉を育てる必要があります。

筋肉と脳を同時に育てる

聞くだけでも英語脳は育つのですが、そっくりに話すことも同時に行うと効果がアップ!
発音はカタカナ的な日本語流で良いというのは、実際には遠回りの方法になると思います。

日本語と英語では発声法(フォーム)も違うし、音そのものも違う

小さな子供の方が、英語の発音が上手だということが良くあります。
子供は素直というのもあるのですが、大人の方が日本語が上手だからということも一つ原因があります。

日本での日常生活では日本語を多用するので、自然に日本語の発声法を用いますし、筋肉と脳が適応していきます。
英語と日本語は全く違う発声法になるので、子供はその影響がまだ小さいのだと思います。

日本語の発声法で話した言葉と、英語の発声法で話した言葉は、脳の処理部分まて違うとされています。
それだけ音の質そのものが違うのです。

新たに英語の発声法(フォーム)を身に着けることは、簡単ではありません。
一定期間、毎回意識して行って、自然な発音が出来るまで筋肉を育てる必要があるからです。

まずは違うということを知る事がとても大切。
意識して続けて、英語の発声法を掴むことで、英語が一気に楽になります。

切り替える

既に身についている日本語スキルの中で、利用できるものと、切り替えるものがあります。

・切り替える 発声法
・利用する 言葉のイメージを理解して作る事

記憶と筋肉は必要でなければ捨てられてしまう

・脳は必要がないものを覚えたがらない
・筋肉は使わないとすぐ衰えて使うと育つ

という人間の仕組みがあります。
生存に必要ないと思ったら、記憶も筋肉も捨ててしまうのです。

スキルを得るためには、どんな形でも良いので、これを乗り越えて続ける必要があります。
特に日本語を覚えてしまった後の英語習得では、脳は大変強く拒絶をします。
意志の力に頼らないで続けられるのがベターです。

言葉にイメージ(情景や感情)が合わさると、記憶が強くなります。
何回も思い出すと、もっと必要だと感じて、記憶が強くなります。
英語を口にしっかり出すことで、英語の筋肉を保ち、育てることができます。

筋肉と脳に必要だと思ってもらうには、一定期間、現実感を込めた言葉を、短くても毎日使い続けることです。
継続が最も効果が出やすい方法です。

無くならないように

記憶には、長期記憶と短期記憶があるのですが、英語のコアな部分の長期記憶にしてしまえば、維持がしやすくなります。

筋肉は、びっくりするほど使わないと落ちますが、健康の為と思って、適度な英語の刺激をつくりましょう。

電子書籍でより詳しく書きました。

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